こんにちは。
石岡市に3月開業 『はぎわら歯科クリニック』院長 萩原です。
歯科が嫌だなぁと思われる理由の一つに、何回も治療が掛かることが挙げられると思います。
様々な理由はあると思いますが、今日は虫歯治療に限って話したいと思います。
虫歯治療で時間が掛かるのは、神経に達する大きな虫歯の治療の時です。神経に達する虫歯でなければ1〜2回で終わることが多いと思います。
上の図は神経に達する虫歯の治療の流れです。
まずはは虫歯の除去と根の治療
次に神経の入っていた管が感染しないよう清掃後、密閉するためのお薬を詰めます。
この薬を詰めるまでに、人によって根管の形が様々なため回数がかかってしまう
ことがあります。通常は2〜3回くらいかと思います。
ただし、以前に根の治療をしたことがある歯だったり、すでに神経が死んでしま
っている歯などで、根の先に膿をもっている場合は膿が消えるまで時間が掛かる
場合もあります。
根の治療が完了すれば、最後に被せ物になります。
大きな虫歯の場合残っている健康な歯質が少ないため、土台を入れて補強する必要があり、土台の上に最終的な被せ物をします。回数は3回前後が一般的でしょうか。
このようにトータルすると何回もかかってしまいます。
もちろん、歯科医師がしっかり説明し理解していただいて治療することが大事です。
歯が痛くなってからの治療は、神経に達する虫歯になってしまっている場合が多いです。
痛くなってから治すより、痛くならないよう健康な歯を守る。
一人でも多くの人に伝えられたらと思います。