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2016.01.28

歯ブラシしているのに、なぜ虫歯や歯周病になってしまうのか?

こんにちは。
石岡市 『はぎわら歯科クリニック』院長 萩原です。

今日は歯ブラシをしているのに、なぜ虫歯や歯周病になってしまうのか?
についてお話ししたいと思います。

原因は大きく2つに言えると思います。
1つは歯ブラシが不十分であること。
2つめは虫歯・歯周病に対して原因の理解と正しい対策がないこと。

1つ目の歯ブラシが不十分なことは、言われれば当たり前ですが正確に行うことは意外と難しいです。最近のお子さんは予防で歯科医院で正しい歯磨き方法を習っている方やお子さんもいますが、全体の割り合いでみれば、まだまだ少数です。
痛いから歯磨きをする訳ではありませんから、本当に綺麗に磨けているかは自分では判断できません。歯磨き粉にはすっきり感を感じさせてくれる成分が入っていますから、すっきりイコール磨けていると勘違いしてしまう方も少なくありません。
またバイオフィルムという細菌のバリアのようなものや歯石がすでについてしまっていれば、歯磨きだけでは除去できません。

対策は正しい磨き方を歯科医院で教えてもらい、できるようになること。それでも100%磨き残しがない・バイオフィルムができない・歯石が全くないといったことは不可能に近いため、定期的にプロフェッショナルケアを受けることです。

2つめは、多すぎてここで全てを書ききれないのですが、詳しくは過去の虫歯についてなどを参照してみてください。要約すると、『なぜ』虫歯や歯周病になったかの原因を分析しているかです。
題目どおり、歯ブラシは比較的がんばっているのに歯医者にもたまに診てもらっているのに、虫歯・歯周病になってしまうのは、『なぜ』なったかを考えず治療を終えてしまった場合です。
がんばっていても、もともと虫歯菌に対する耐性が弱い環境なのか、唾液量はどうなのか、生活習慣はどうなのか・かみ合わせなど様々な要因が重なって虫歯・歯周病になるのです。
さらに大事なのは継続性です。歯科医院を好きな方は少ないと思います。痛みがないのに、定期的に通院するのは難しいものです。

対策は、良き先生を見つけ、一緒に『なぜ』を考え分析して理解し対策(予防)することです。

歯科医院は削ることが仕事ではありません。歯をこれ以上悪くならないようにするために、しかたなく削ることはあっても、好きで削るわけではありません。
歯を守るために一緒に考え寄り添っていくことが本来の役目だと思っています。

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