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2016.02.15

歯根が割れてしまったら、、、

こんにちは。
3月22日にオープン 『はぎわら歯科クリニック』院長の萩原です。

最近は医院が完成近いため医院情報ばかりでしたので、今日は久々に歯の話をしたいと思います。

僕がメンテナンスで診させていただいている患者さんで、虫歯や歯周病で歯を抜歯になる方は少ないのですが、意外に一番多いのは歯の破折です。

 

歯の破折は食いしばりや歯軋りが強い方や、歯の神経がない歯で起こりやすい傾向があります。
また神経のない歯に金属の土台が入っていると、破折しにくいファイバーコアという土台が入っている場合よりも確率は上がります。

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赤の矢印部分の先に割れ目の黒い線が認められます。
この方の場合は全部の歯を抜くのではなく、割れてしまった右側の根だけを抜くことになります。
歯の亀裂であれば、骨吸収・症状もなければ経過を見ることが多いですが、骨吸収が認めらる場合は、抜歯または再植にて保存で対処となります。

完全に破折を予防するのは困難です。

虫歯や歯周病は細菌感染が原因ですが、破折は力の問題です。
日常生活で破折するまでは困ってないわけですから、普段から予防するのは難しいと思います。まずは破折とうことがあるということを知ってもらうことが大事かなと思います。神経がある健康な歯で食いしばりもしない・28本歯が残っていることが重要です。
歯軋り・食いしばりが強い方は必要と判断すれば、マウスピース(スプリント)を作成することもできます。

虫歯・歯周病だけが歯がなくなる原因にならないことを知っておいてください。

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