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2016.03.07

茨城県歯科医学会

こんにちは。
3月22日開院。
3月18・19・20日内覧会 開催。
『はぎわら歯科クリニック』 院長 萩原です。

今日は水戸にて茨城県歯科医学会に参加してまいりました。

当院顧問も演者として『がん治療と口腔管理』の題目で講演を行いました。
日本がん治療認定医・教育医として顧問には当院でも口腔がんの相談ができる
形にする予定です。

私が印象に残ったのは、上濱先生の一般向けの講演『噛んで食べることは生涯の宝物』でした。
噛むことの重要性、生涯噛めることがいかに健康寿命に影響するかを再認識するとともに自分がこれから地域に貢献すべき覚悟を強固にしていただけました。
困ってしまったところを治療し機能を回復させることは歯科医にとって大きな役割でした。
しかし、材料や技術の進歩があっても困ってから治す治療には限界があります。
困らせないことが本来大きな役割でないといけません。
自分の持つ歯や健康な体に勝るものはありません。
日本の医療は、今まで困ったら薬を出す・症状が消えれば良し。医療先進国の病気を作らせない予防医学には国民皆保険制度の問題もあり消極的でした。
ただ国もその問題は認識しており、どう変換させていくかの問題で近い将来徐々に変更していくと考えられます。日本人に植え付けられたクスリを処方されないと安心できないような医療感覚(歯科ではあまり少ないケースですが)が変換されないと、生涯自分の健康を守ることは厳しくなってきます。
保険制度上、予防が保険適用されることは難しいと思いますが自分自身が自分の健康寿命を考え若い時から・健康な時から対策をとることが重要となってきます。
日本では70歳で自分の歯が残っている平均本数は8本です。大人の歯は全部で28本ですから20本失っているのです。今当たり前に噛んで食べられていることが、予防せずして数年後・数十年後も同じようにできることは難しいということです。
医療先進国のスウェーデンでは70歳で平均20本残っています。
この差がどこにあるのか?歯科医とともに考えて頂けたらと思います。

 

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